話題のあれに乗りました。
今回2度目の投稿となりました。
本社のクルマバカこと、契約管理グループの樋田です。
さて、今回も我が愛車自慢・・・ではなく、
今回は先日の休みに試乗した、今話題になっているハチロクについてお話したいと思います。
同じ試乗するなら当然ATなんざ問題外・・ということで
MTの試乗車を、と思ったのですが、
しかしこれが全然ない!
この地点で本気で売る気有るのか?
と疑問符が出た私ですが
(ある程度車が好きな人のほとんどはAT=アウトオブ眼中なんです。これ本当。)
広島トヨペットで唯一MTの試乗車がある店を確認し、早速出向く事に。
しかし、まさか試乗で広域公園まで行く事になろうとは・・。
早速そこのディーラーにいってみると、
真っ赤なハチロクが店の真ん前に飾ってあり、
平日に行ったこともあってか、すぐに試乗可能でした。
できれば30分ぐらい自分の好きな道を走りたかったのですが、
どうもコースも試乗時間も決まっているらしく、
大塚〜伴周辺を15分乗れたかどうかだったので少し物足りなかったのですが、
だいたいの感じはつかめましたので、
以下、私的なインプレッションをば・・。
まず良かった点としては、見てくれとは裏腹にシートの出来がいいこと。
見た目的にはあまり頼りなさそうですが、
セミバケットタイプとしてはかなりホールドしてくれます。
とはいえ、これはトヨタだけの設計では決してなし得なかったと思います。
結局のところ、スバルが大いに絡んでますからね
(座った感じが、初代インプのstiシートによく似ていますし、
逆を言えば、レカロを除くトヨタ純正シートでここまでホールド性が高かった試しが無い)。
エンジンのほうも、2LのNAにしては十二分にパワフル&トルクフルですし、
吹け上がりもホンダのV-TECなみに軽快なものでした。
非常に小気味良いです!
自分が前乗ってたセリカも同じ2LのNAでしたが、
エンジンフィールががさつなことで有名なエンジンでしたから、
直接比較すると、パワーもさることなが吹けの良さはもはや比較にならないレベルでした。
しかし、吹けは良いんだけど、肝心の音の方が水平対抗によるものなのか、
単に4気筒だからなのか、ちょっとざらついた濁った感の音であるのがマイナス。
あれさえもう少し官能的なサウンドであればよかったのに。
足回りの方も、これは決してトヨタ単独ではなし得なかったであろう、
トヨタらしからぬ非常に硬いながらも、
しなやかで接地性の高いサスペンションでした!
これは久々に良い足に乗りましたよ。
純正なのにまるで、社外のビルシュタインあたりの車高調が入っているような感覚・・
当然車高は調節できませんが。
多少のオーバースピードでステアを切っても路面を追随してくれる、非常に頼もしいやつです。
ああ、我が愛車もこれぐらい接地性の高い頼もしい足回りだったらいいのになぁ・・。
我がサスペンションといったら、
ショックを社外にしてるのに、ロールは半端ないわ、接地性は乏しいわ、ばたつくわ・・
お世辞にも頼もしいとは言えない。。
ブレーキの方もいい具合に煮詰めてあります。
ペダルのタッチも相当カッチリしていますし、
よくそこいらのトヨタ車でありがちな初期制動だけがバカに強いカックンブレーキではなかったです。
踏力に応じたブレーキが可能な、非常にコントロール性の高いブレーキです。
まあ、この辺もおそらくスバルの思想でしょうね。
これがトヨタ独自の車だったらブレーキアシスト満載のカックンブレーキだったことでしょう・・。
あんなのつけるから、
非常時にブレーキペダルがろくに踏めもしない、車に頼るドライバーが増えているのに。
そして、ボディー剛性もしっかりしてました。
というのも、私が乗ってきたのが昭和の終わりに設計されたような旧いのばっかりでしたから、
直接比較はできないのだろうけど、
こればかりは時代による進歩を感じずにはいられませんでした。
セリカのときは、前後3点式タワーバー、
ロアアームーバーに、フェンダーバー、トランクバーをつけてでもしても、
このぴしゃりとも言わせないボディ剛性には遠く及ばなかったからなぁ。
むしろ、セリカの時は棒だらけで、ミシミシ言う軋み音と、
車高調のピロアッパーの音がいい効果音になっていた位か。。
・・・といった感じで、
非常にあらゆる面で機動性がいいクルマであることに間違いはないのですが、
それでも私の物欲という名の触手は動きませんでした。
というのも、まず、あまりにもクラッチが軽い!
せっかくブレーのタッチは良いのに、
その分クラッチのタッチは最悪です。
遊びはそこそこあるのに、
踏んだ瞬間ペダルが突然奥までスコーン!と床まで突き抜けるものですから、
どこでクラッチをミートすればよいのかいいのか判り難いし、
反クラッチはしにくいし・・。
剛性感のかけらもない。
その軽さといったら、
もうクラッチフルードのエア抜きでもしてる気分ですよ、ホントに。
営業マンいわく、
「ATで慣れてしまった方でも馴れ親しみやすいようにあえて軽くしてるんですよ〜」とのことだが、
大半は同じMTからの乗り換えだろうし、
だいたいATに乗ってた人でも一旦MTに乗りはじめればすぐにまた慣れるだろ・・ といいたい。
慣れたところで、クラッチは軽いまんまですからね・・。
この妙な感覚のクラッチはちょっといただけません。
それ以上に買う気が失せたのは、リア周りのデザインの統一感の無さと、
インテリア造り込みの悪さ。
個人的にこのリアテールは大嫌いです。
バンパーラインはあんなに丸いのに何故テールランプは四角いのか丸いのかはっきりさせないのか?
どういう形を造りたいのか?
はっきりせず中途半端でまとまりが悪い。
前の形もあまり好きではないけれど、
後ろのゴテゴテしたキャラクターがはっきりしないデザインはどうしたものかなぁと思います。
このあたりもスバルっぽさが現れてる気がします。
リアの形がどことなく先代インプに似ている気がする・・。
どちらもまとまりが悪いという意味合いで。
そしてさらに買う気を失せるのに拍車をかけるのがインテリアの造り込みの甘さ。
ダッシュボードは上部の一面にソフトパッドを使用して多少の努力はしているのかもしれないが、
助手席側のグレーのカーボン調パネルは一体なぜつけたのか理解に苦しむ。
見た目も非常にちゃっちぃし、
あんなのつける位ならまだダッシュボードと一体成形のほうがましな位ですわ。。
センターコンソールには蓋も無く非常にみずぼらしいし、
エアコンのルーバーも丸いのと四角いのが混在して統一感がない。
ひどかったのが、
リアシートの座面を固定するボルトが運転席からでも裸で見えてしまうこと。
後ろに荷物を置く度に14mmのボルトとこんにちわするのは、
ちょっと萎えてしまいますね。
せめてメクラ位はつけてもよかったのでは?
そして最悪だったのがメーター。
デジタルかアナログなのかはっきりしないだけでうんざりなのに、
スピードメーターを無駄に260まで刻むものだから、
1単位あたりのスケールが細かい!
しかも時計でいうところの5時の地点から針がスタートするから、
100kmまで常用域では、針が5時と8時の間を行ったり来たり。
この間、常に針は下を向いていますから当然視認性が良いわけが無い・・。
上級グレードになればタコメーターの右下にデジタル速度計が装備されるけれど、
中期グレード以下にはそれがなく、オプションにもないので、
上述の超見にくいスピードメーターでしか速度を判断する術がありません。
この辺りにトヨタの「上級グレードを買ってくれや〜」という声が聞こえて仕方がありません。
自分はかなりインテリアにプライオリティを置く人間ですが、
中でも常に視界に入ってくるであろうメーターには相当うるさい人間なので、メーターがちゃちぃ、
もしくは見にくい車はたとえ外装がかっこよくても買うのを躊躇してしまいますね。。
あとは全体のコンセプト自体も中途半端に思えます。
カタログには、「ユーザーのパーツ交換を前提にした..」としきりに謳っているけれど、
フロントウインカーのあの妙な位置の低さはどう考えても車高を落とさせないように仕向けたものだろうし、
あのサイドマーカーの位置と形状はフロントバンパーを社外品に交換するのを難しくさせています。
結局、カスタマイズ前提なのか、ノーマルで乗せたいのか、はっきりしない。
このあたりがどうも嫌だわ・・。
いずれにしても内装がちゃちい地点で自分が買う事はないけど、
本当に今の若者に買って欲しいのなら、
車のキャラクターをもっと明確化したほうがいいのでは?と感じずにはいられません。
・・・というのが1人の若者の意見ですよ!トヨタさん!
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